「学校に行けない」=「学びが止まる」ではない時代
現在、全国で約30万人もの小中学生が不登校の状態にあると言われています。また、発達障害(ASDやADHD、学習障害など)の特性から、一斉授業のスピードについていけず、教室にいること自体が苦痛になっている子どもたちも数多く存在します。
保護者の方にとって一番の不安は、「このまま勉強が遅れてしまったら、将来どうなるのだろう」ということでしょう。しかし安心してください。近年、文部科学省の要件を満たすIT教材(ICT教材)を使った自宅学習であれば、「学校を出席扱い(IT出席扱い制度)」にできるケースが急増しています。無理に学校へ行かなくても、自宅を教室の代わりにできる時代なのです。
「出席扱い」を目指す教材選びの3つの条件
- 出席扱い要件を満たしたシステムであること:学習履歴がしっかりと記録され、学校の先生が状況を把握できる機能(校長先生の承認が必要)が必須です。
- 「無学年方式」であること:学年の枠にとらわれず、わからない所は前の学年にさかのぼり、得意な所はどんどん先取りできるシステムが不可欠です。
- 視覚・聴覚に優しく、パニックを起こしにくい設計:情報量が多すぎたり、不正解の時のブザー音が大きすぎたりしない、特性に配慮された教材を選びます。
不登校・発達障害の子どもに寄り添う、おすすめオンライン教材3選
上記の条件を満たし、実際に全国の多くの家庭で「出席扱い」の実績があり、発達の特性に合わせた学び直しに非常に強い3つの教材を厳選しました。
| サービス名 | 学習媒体 | 最大の特徴 |
|---|---|---|
| すらら | PC/タブレット | 不登校・出席扱い実績No.1。専任コーチが親を徹底サポート。特性に合わせたアニメ授業。 |
| サブスタ (Substa) | PC/タブレット | プロが「一人ひとりに合わせた学習計画表」を作成。迷わず毎日進められる。 |
| 天神(タブレット版/PC版) | 専用タブレット/PC | インターネット不要。一問一答式で、スモールステップで達成感を得やすい。 |
1. すらら:圧倒的な「出席扱い」実績と、専任コーチの伴走
不登校や発達障害のお子様向けの通信教育として、最も有名かつ実績があるのが「すらら」です。文部科学省の要件を満たす学習管理システムを備えており、全国で300人以上の児童・生徒がすららを利用して出席扱いとして認定されています。
最大の特徴は、対人関係が苦手な子でも安心できる「アニメキャラクターによる対話型授業」です。また、入会すると現役の塾講師などが「すららコーチ」として担当につき、お子様の特性に合わせたカリキュラム設計はもちろん、「親の悩み相談」にも乗ってくれます。孤独になりがちな不登校育児において、このコーチの存在は非常に大きな心の支えとなります。
2. サブスタ:「今日何をすればいいか」プロが計画表を作成
サブスタも出席扱いの要件を完全に満たしているオンライン教材です。「すらら」との大きな違いは、「プロの学習アドバイザーが毎月の学習計画表を作ってくれる」という点にあります。
不登校で学習が遅れている場合、「何から手をつければいいのか全く分からない」という状態に陥りがちです。サブスタなら、LINE等でヒアリングを行った上で、1日20分程度で終われるようなオーダーメイドの計画表を毎月作成してくれます。子どもはただ計画表の通りに動画を見て問題を解くだけなので、迷いや学習へのハードルを極限まで下げることができます。
3. 天神:インターネット不要!一問一答で「できた!」を量産
タブレット教材を与えると、「すぐにYouTubeを見てしまう」「別のゲームアプリを開いてしまう」といった気が散りやすい特性(ADHD傾向など)があるお子様には、「天神」のタブレット版が非常に効果的です。
天神は教材データがすべてタブレット内にダウンロードされた状態で届くため、インターネットに接続せずに学習が完結します(ネットの誘惑を完全に遮断できます)。また、問題の表示が一画面に一問のみ(一問一答式)という究極にシンプルな設計になっており、視覚的な情報過多を防ぎ、「できた!」という達成感を高速で積み重ねられるように工夫されています。
まとめ:まずは「学校との連携」と「無料体験」から
自宅学習で出席扱いにするためには、前提として「在籍する学校の校長先生の許可」が必要です。まずは今回ご紹介したような教材の資料を取り寄せ、「このようなシステムを使って自宅学習を行いたいのですが、出席扱いになりますか?」と学校側へ相談してみてください(すららのコーチなどは、この相談の仕方もアドバイスしてくれます)。
学校という「箱」に合わないのであれば、学びの場所を自宅に移せば良いだけです。お子様の心が回復し、「また勉強してみようかな」と思えた時に、すぐそばに寄り添ってくれる最適な教材を用意しておいてあげましょう。