作文

AIが苦手な分野ってなーんだ?

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

プロフィールはこちらからどうぞ

みなさんは、今年の劇場版名探偵コナン、観ましたか?

今年のゼロの執行人は昨日、5/28時点で、過去最高興収だったそうです。

私は先月、公開後早々に観に行きましたよ。

シンクス東品川教室の東浦先生は、

「観に行きたいけれどまだ行っていない」

そうで、去年の”から紅の恋歌”を借りて観たらしいです。

そんな話を聞いてふと思い出したことがあったので、今日はそのお話です。

どの歌が好きですか?

から紅の恋歌を観た方ならわかると思いますが、映画の中にいくつかの和歌が効果的に使われていました。

百人一首を学んだことがある人は、すぐわかったのではないでしょうか。

たとえば、この歌。

忍ぶれど色に出にけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで

和葉ちゃんが、かるたで得意な一枚にしていた札でした。

今風に言うと、

彼のことが好きだって気付かれないようにしていたのに、周りにはすっかりバレバレだったみたい。彼のこと好きなの?って聞かれちゃった……

という感じでしょうか。もうちょっと重いかな?

和葉ちゃんは、平次くんの自分への想いに気付いていないのか、それとも確信が持てないのか、自分だけが片思いをしていると感じている節があって。

そういう視点で見ると、健気でかわいいなあと、応援したくなってしまいます。

 

次は、蘭ちゃん。

めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな

やっと逢えたと思ったのもつかの間、いつも、あっという間にいなくなってしまう新一。

コナンが、

「新一にいちゃん事件だって~」

って弁解している様子が浮かんできます(笑)

そんな蘭ちゃんの心の声、

もう、新一ってば……

やっと逢えたと思ったのに、いつもすぐにいなくなっちゃうんだから……(涙)

という歌です。

そしてラストに登場する新一の歌は、

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

これは、流れる川の中にある岩が水をふたつの流れに分ける様子、その分かれた流れはまた同じひとつの流れに戻るさまを詠んでいます。

というわけで、

今は離れているけれど、いつかきっと逢えるから(ごめんな、でも、待ってろよ、蘭 ← 勝手に想像)

という気持ちを表現しているのですよね。

和葉ちゃん、蘭ちゃん、新一……

みなさんは、どの歌に共感しましたか?

 

和歌なんて興味ないという子も、こうやってその裏にある思いまで理解できると、しかも、それが恋の歌だったりすると、俄然、勉強意欲がわいてきませんか?

 

ちなみに、初めて百人一首に触れた中学時代、私がいちばん心を動かされた歌は、

玉の緒よ絶えねば絶えね ながらへば忍ぶることの弱りもぞする

でした。

この激しさに触れ、大人になるのが楽しみなような、怖いような、妙な気持になりました(笑)

心の部分は人間には敵わない

和歌の話題で長くなってしまいましたが、今日、伝えたいことは別にあるのでした。

先日、AIができないこと、苦手なことについての話をちらっと聞きました。

 

今後、AIが発達したら、言葉だってAIがなんとかしてくれるだろう。

文章だってちゃちゃっと書いてくれるに違いない。

そんなふうに思っている方も多いようです。

文章を作ることは、AIの得意分野なのでしょうか?

実は、AIは、人の思いが詰まった文章を理解するのも、書くこともできないのだそうです。

取扱説明書や契約書など、人の想いが割り込まない分野なら、理解できるのでしょう。

マニュアルや事実を書き連ねたような内容といえばよいでしょうか。

たとえば、先ほどの和歌。

”めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな”

などは、まさに、

やっと出てきたと思ったのに、その姿が月なのかどうかもわからないうちにまた雲に隠れてしまったよ

という具合に自然現象のみを解釈するのでしょう。

雲に消えた月に、愛しく想う人への姿を重ねることなどできないわけです。

想いを探る

人は、文章を読むときに、何を伝えたいのか、何が書き手の思いなのかを探りながら読んでいると思います。

国語のテストでありがちな、

「このときの〇〇の気持ちを述べよ」

みたいなことを無意識にやりながら読んでいるはずです。

テストや教科書などを、勉強と思って読む場合、

「そんなの全然考えてないよ!」

という人もいるかもしれませんが、これが、大好きな人が書いたものだったらどうでしょう。

何を伝えたいの? どんなことを考えているの?

それを知りたくて、一生懸命に思いを探って読みませんか?

AI時代の教養のひとつ

人間の脳は、そんなことができてしまう素晴らしい機能を持っています。

そうは言っても、心、また情についての解釈は、人間にだって難しい部分です。

100%理解できることはないかもしれません。

そう考えると、AIには言うまでもないような気もします。

情景に想いを重ねて歌う和歌など、まったく理解できないでしょう。

情という字のりっしんべんは、心という字がもとになっています。
AIは、とことんココロには弱いのでしょう。

書く、読むという行為は、AIが肩代わりできないものです。

ということは、この先も、人間にとって必要な技術であるといえるのではないでしょうか?

自分という存在、そして、その自分が思うことを表現するために、さらに重要になります。←断言

書く技術、考えを述べる技術は教養として身につけておきましょう!

未来のみんなは、きっと周りと差をつけていると思います。

 

ぜひ作文を学んでください!

お知らせ:体験学習は随時受け付けています

シンクスでは、随時体験レッスンを受け付けております。

レッスン時間はつぎのとおりです。

上永谷教室 月・水・金 15:00~22:00

阪東橋教室 火・木・土 15:00~22:00(土のみ17:00~)

東品川教室 毎週土曜日 10:00~15:30

ご興味のある方は以下のフォームより、お気軽にお問い合わせください。