作文

たとえの練習は日常の中で!

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

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今日は雨になるという天気予報だったのに、傘を忘れてきてしまいました。

帰りには止んでるといいなあと思うのですが、どうでしょう?

以前、たとえについて

どのくらい衝撃的なの?

という記事を書きました。

またたとえ?! という方もいらっしゃるかと思いますが、今日は、たとえについて書いてみようと思います。

慢性疾患に加えて急性疾患?

このあいだ、とてもおもしろい表現を耳にしました。

最近とても忙しくて、ほんとうに大変だったよ

ということを伝えるときに、こんなたとえを使って話してくれた人がいました。

「糖尿や高血圧の慢性疾患があるのに、急性期の肺炎にもかかってさらに大変」

と。

ただでさえ多忙な毎日を送っている人に突発的な案件が加わって、忙しさが倍増してしまった。

そんな状況を表現するのに、とてもイメージしやすいたとえだと思いませんか?

実は、この話をしたのは、シンクス創業者の細井先生

本業がお医者様なので、こんなたとえになったのでしょう。

まずは直喩からスタート

低学年の子のたとえは、「まるで~みたいに」「まるで~のように」という形で、直喩の形を作るところからスタートします。

高学年以上になると、暗喩を使えるようになる子も出てきます。

まずは、「まるで〜」「〜みたいな」「〜のよう」という直喩を、自由自在に使えることを目指してみましょう。

「まるで〜」という形を作ればよいのでわかりやすいでしょう?

たとえを使って感情を表現してみよう

今回は、感情のたとえについて考えてみましょう。

いくつか練習してみましょうか。

練習その1

では、ひとつめの課題。

みなさんはジェットコースターは好きですか?それとも苦手?

ジェットコースターが、カタカタと上っていくときの緊張感を思いだしてみてくださいね。

だんだんと空に近くなってくるあの感覚。

ドキドキする人もいれば、わくわくする人もいるでしょう。

そのときの気持ちを、たとえを使って表現してみてください。

  • まるで心臓が爆発しそうにドキドキしている
  • まるで空にのぼっているような気分
  • ドキドキとわくわくでミックスジュースができちゃうみたいな
  • まるでパーティーに出かけるようなわくわく気分

どうでしょうか。
思いつきましたか?

緊張の場面でよく使われるたとえNo.1は、

「まるで心臓が破裂しそうにドキドキしました」

ですね。

No.1と同じにする必要はありません。

ユニークなたとえを考えてみてくださいね!

練習その2

では、次の練習。

男の子が一人、寂しそうに座っています。

寂しい気持ちを表現するとき、どんなたとえが思い浮かびますか?

自分でなく、誰か他の人の寂しい様子を表現するたとえでもOK。

  • まるで飼い主さんに置いていかれた犬のように
  • まるで鍵を忘れて家に入れないときみたいに
  • テストで0点を取ってしまったように

など。

だいぶこの画像に影響されてしまいましたが(笑)

好きな食べ物もたとえを使って表現してみよう

食べ物系もいってみましょう。

日本のグミは、かなり評価が高いらしいのですが、そのグミ。

つい先日、ライチのグミを買いました。

本当は、ちょうど今の時期に出回る生ライチが食べたいのですが、なかなか手に入らないので代わりにグミを。

まるで本物のライチを口にしたかのような香りを楽しめました。

お子さんはグミが好きですよね。

お気に入りのグミについて、たとえを使ってそのおいしさを表現してみてくださいね。

私は桃のグミがお気に入りですが、

まるで本物の桃の果肉を食べているかのようなジューシーさが好きです。

次はこれ。

生牡蠣は大人向けかな?

ぷっくり太ったクリーミーな牡蠣は、まるで口の中で溶けていくようなおいしさでした。

「ぷっくり太った」のところが暗喩だというのは、わかったかな?

距離感もたとえで

また、ちょっとおもしろいところでは、こんな表現も。

お正月に実家に帰省したときの話題なのですが。

ぷらっと海外旅行に出かける知り合いを、

「ちょっと鬼怒川行ってくるね、って感覚で海外に行っちゃうんだから、すごい」

と、母が話題にしていましたが、これもたとえの一種ですね。

「まるで鬼怒川温泉に行くような気軽さで海外に行く」

と書くと、いかにもたとえを使いました!という表現になりますね。

私は栃木出身なので、鬼怒川温泉は近場の温泉というイメージです。

横浜だったら、

「ちょっと箱根に行ってくる!って感覚で」

あたりかな?

物理的な場所の距離感も、このように表すことができますが、心の距離感も同様です。

苦手だった友達と、ふとしたきっかけで仲良くなることもあるでしょう。

そんな時は、

「まるで、食わず嫌いだった食べ物が大好きになるみたいに」

と表現できそうですよね。

読み手を唸らせるたとえを書こう

作文用紙を目の前にしなくても、日常の中でいくらでもできるのがたとえの練習。

自分が考えなくても、他の人がたとえを使った時に、

「あ、今のはたとえだな」

と気づいたら、こんなたとえもあるんだなあと考えてみてください。

たとえの表現も人によって様々、個性が出ますから。

個性だけでなく、日頃どんな分野のことに関わっているか、どんなことに興味があるかにまで影響されます。

ほら、お医者さんだと、慢性疾患に急性疾患が重なったような忙しさと表現してしまうくらいですからね(笑)

たとえは、比較的簡単な項目です。

だからこそ、ちょっと差をつけるには、日頃からの練習がものを言います!

読み手が「やられた〜!」と膝を打つような、そんなユニークなたとえが使えるように、ぜひ日常の中で、楽しみながら練習してくださいね。