子どもが話せる雰囲気作り『親と子の伝える技術』より

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

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おうちの中でのコミュニケーション、大丈夫?

え⁉ 親子の会話、ないの?

みなさんのご家庭では、親子の会話はありますか?

小さいころならまだしも、高学年から中学生くらいの年頃に入り難しくなってきたおうちもあるかもしれませんね。

特に男の子の親御さんからは、

「全然話してくれなくて、ほんと困る」

という声をよく聞きます。

お母さんが一方的に話して、お子さんは聞いているのか聞いていないのかさっぱりわからない様子だそう。

反応がない場合もあれば、

「うっせーな」

という反抗的な言葉が返ってきたり……。

ほんとうは「こんなもん」で片づけたくない

「男の子なんてこんなもんでしょ?」

「反抗期ってこんなもんでしょ?」

こんなもん、そう諦めてしまうのも、残念な気がしませんか?

進路によっては、高校を卒業したら家を離れていくかもしれません。

会話がろくにないまま、18歳で家を出てしまう可能性だって、0ではないのです。

できれば、仲良く楽しく、親子でコミュニケーションをとりたいですよね。

母目線でのコミュニケーション術

今日は、そんなお母さんの願いを叶えることができるかもしれない一冊、親と子の「伝える技術」から、家庭で上手にコミュニケーションをとるコツをお伝えしたいと思います。

もともとは、子どもの表現力を育てるための本ですが、私は、親子のコミュニケーションを円滑にするための本だと理解しました。

ただですね、この本の著書は、男性なんです。

男性ということは、あたりまえですがお父さん。

お父さんとお母さんとでは、やはり、育児に関わる時間をはじめ、条件が違いますよね。

お父さんだからできることでしょ!

ともなりかねないです。

そう考えたので、3人の育児経験を持つ私が、お母さんでも簡単にできる!という視点で、

『親と子の伝える技術』を、お母さんに特化し

「母と子の伝える技術」

としてお伝えします!

すれ違いをなくすための3つのポイント

なんだか話がかみ合わないなあ……。

そんなもどかしい思いをしたことはありませんか?

また、うちはちゃんと会話あるし~っていう人の中にも、母から子への一方通行になってしまっている場合もありそうです。

まずは、すれ違いをなくすための3つのポイントをおさえておきましょう。

  1. 指示は端的に
  2. 聴く
  3. 褒める

もちろん単語だけではピンと来ませんね。

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

 

指示は端的に

お母さんの話は、ついつい長くなってしまいます(笑)

これは、どのお母さんも似たり寄ったりではないでしょうか。

何かを指示するとき、指示の内容がぼんやりしていると、子どもには理解できません。

たとえば、

「早く用意しなさい!」

と言ったとしても、子どもには「早く」がイメージできません。

「20分で用意してね」とか「9時までに用意してね」とか、子どもにも理解できるように指示をださないといけません。

数字など、見た目で理解できるのはとても大切。

「もう!あんなに言ったのになんで用意できてないの?じゃあ、出かけるのやめよう!」

なんていう状況になることを避けられます。

聴く

耳で「きく」という漢字は、

「聞く」「聴く」「訊く」とありますが、ここでは、聴くを使います。

一部に心という漢字が入っているとおり、心を入れて聴くのです。

お母さんは忙しいです。

子どもの話は、つい、何かの片手間で聞いてしまいがち。

また、逆に、子どもの話を途中で遮ったりしていませんか?

せっかく子どもが会話をしようと言葉を発すると、ここぞとばかりお母さんが会話をカットインし、自分が訊きたい話題に変えてしまうことも多いです。

すると、子どもは、

あ~あ、言いたいことあったのに、お母さんは自分の話ばっかり。わたし(ぼく)に興味ないんだなあ

と感じてしまいます。

子どもが会話をはじめたら、まずはしっかり聴くことが大切です。

くれぐれも訊くにならないように。

褒める

お母さんは、一般的によく気がつきます。

女性は第六感が鋭いなどと言われますが、それは、子どもを育てるうえで危険を察知する能力が必要だからだと聞いたことがあります。

とにかく、いろいろと気がつくし、目につくのは間違いないでしょう。

よいところだけに気がつくのならハッピーですが、悪いところにも同じくらい、いや、悪いところの方にお母さんは目を向けがちです。

もちろん、子どもの幸せを考えて、直してあげなくては! という母心ですよね。

でも、悪いところを指摘されても、子どもは全然嬉しくありません。

子どもとのやりとりの中で、お小言の占める割合が多いと感じる方は要注意。

子どもは、

ああ、ダメだな、私って。

また叱られちゃったよ。

そんなふうに、自分にがっかりしているのです。

大好きなお母さんに否定されるのは、子どもにとっては辛いことです。

また、お小言を言うときは、概して機嫌が悪いですよね。

機嫌が悪いお母さんには、話しかけるのやめとこ~……となってしまいます。

これでは、良好なコミュニケーションはとれませんよね。

いままでのお小言を減らし、褒める割合を増やしてみてください。

褒められると、認められた気持ちになります。

うれしくて自分から話したくなるのです。

まずはこの3つからスタート

3つのポイント、いかがでしたか?

読むだけなら簡単です。

どれも、そんなことか……という内容かもしれません。

でも、実際に実践するとなると、なかなか難しいのではないでしょうか。

さらに極めたい人は

この本の中には、さらに、それぞれのやり方をつぶさに紹介しているのですが、すべてチャレンジしようとすると挫折する確率の方が高そうです。

いや、この際だから極めたい! という方のために、どのようなプログラムが紹介されているか、ちらっとお伝えしましょう。

  • 親子ともにNGワード(使ってはいけないと思う言葉)を決めて、1週間過ごす。実際にどうだったかを報告し合うため、毎晩、反省会を開く
  • 家族で1分スピーチ合戦を行う
  • 親が褒め体質になれるよう、たとえば、家族ルールを決めて子どもがルールを守れたら褒める、褒める回数を数えたりして、褒めることを習慣化する

話したくなる雰囲気作りは3つで十分

これらのプログラムをしっかり行うことができたら、すばらしいことだと思います。

でも!

日常、家事に育児、それから自分の仕事と、忙しいお母さんにとっては、これだけのプログラムをきっちりこなそうとすることがストレスのもとですよね。

私には無理です(笑)

お母さん目線で考えたら、この3つを地道に攻略するのがいちばん!

まずは基本をしっかりおさえることで十分、子どもが話したくなる雰囲気作りは可能です。

簡単そうで難しいこの3つ、ぜひ実践してみてください。