国語力をつけるのに読書は必要ですか?

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

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毎週土曜日は、シンクス東品川教室で作文クラスを開催しています。

そこで、読書についてのご質問をいただきました。

同じようなお悩みをお持ちの方への参考になるかもしれませんので、私の考えをお伝えしたいと思います。

国語の成績をあげるには、読書は必要でしょうか?

国語が苦手だというご兄弟についての相談でした。

読むことが嫌いで、本もほとんど読まないのだそう。

これは、間違いなく必要だと答えます。

作文を書く際にも、よく本を読んでいる子は、項目の理解がスムーズです。

ひとつ具体例をあげましょう。

作文の指導項目に、動作情景の結びという項目があります。

小4で初めて練習する項目です。

作文の結びを、人の動作や、イメージが浮かぶような情景を用いて、余韻のあるものにしましょうという項目。

たとえば、友達と楽しく遊んだことを書いたとしましょう。

動作情景の結びでは、

「じゃあ、また明日ね!」

私たちは手をふって別れました。夕日に照らされた私のかげが、長くのびていました。

などと書くことができます。

読書をしている子は、作文を書く際の理解がスムーズ

これは少し高度な結びなのではないかと思う方もいらっしゃると思いますが、読書が習慣になっている子にとってはさほど難しいことではありません。

絵本や児童書の結びは、このような形になっているものも多く、幼いころから慣れている子にはすぐにピンとくるのです。

反対に、あまり本を読まない子には親しみがないものですから、なかなかコツをつかむことができません。

動作情景の結びだけでも、読書をしているかしていないかで、書くものが違ってきます。

読書をしていると、それだけインプットする知識や情報が多くなります。

作文でアウトプットする術を理解できれば、断然上手に書けるのです。

読書をしている子は、語彙力がある

読書をすることで、語彙力もつきます。

漢字練習や言葉の勉強をしても、実際に使われているものを読むことで初めて理解が深まります。

漢字や言葉が、文章の中で実際にどのように使われているのか。

どんな言葉とともに使われることが多いのか、どんな気持ちや、またどんな状況のときに使われることが多いのか、これは読まないことには覚えることができません。

漢字ドリルで読み方のパターンを覚えるだけでは、やはり足りないのです。

では、どんな本を読めばいいの?

みなさん、難しく考えすぎです。

読みたい本を読めばいいのです。

こういう本はダメとか、こういう本は力がつかないとか、制限する必要はないというのが私の考え。

マンガだっていいじゃないですか。

難解な言葉の宝庫ともいえそうなマンガだって、たくさんあります。

マンガから興味が広がって、本を手に取ることだって大いにあります。

現状、まったく読まない0の状態なのだったら、1にするための一歩は、ハードルが低く、実行するのに抵抗のないものに限ります。

読書は筋トレ

読書は筋トレみたいなものです。

毎日コツコツ続けると、かっこよく腹筋が割れるのと同じように、かっこよく言葉を操れるようになります。

国語の成績に直結するかというと、単純にイコールで式が成り立たない部分もありますが、少なくともマイナスにはなりません。

スポーツ選手が筋トレを継続して調整するのは、技術を発揮するための身体という土台を最高の状態にしておくためだと思うんですよね。

読書も同じです。

国語という教科で力を発揮するための基礎を作ってくれるものだといえます。

そういえば、最近、筋トレに励んでいる方が多いみたいですね。

私はちょっと苦手です(笑)

自分が楽しめる一冊から

読書が苦手な子は、

これならおもしろくて読める!

という一冊からはじめてみましょう。

以前、こちらの作文ブログで書いた記事も参考にどうぞ。