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「お金の話は汚い」という古い価値観が、子どもの貧困を招く
「子どもはお金の心配なんてしなくていいの」「お年玉は全部お母さんが預かっておくからね」。もしあなたが今でもこんな言葉を子どもにかけているとしたら、それは非常に危険です。
2022年から高校の家庭科で「金融教育(資産形成)」が必修化されました。終身雇用が崩壊し、年金もアテにならないこれからの時代、「お金を稼ぐ・貯める・増やす・守る」というマネーリテラシーは、国語や算数以上に生きていくために必須のスキルです。高校生になってからいきなり「投資信託」の話をされても、ベースとなる金銭感覚がなければ理解できません。小学生のうちから、お小遣い帳のつけ方や電子マネーの仕組み、社会の経済の回る仕組みを学べる、金融教育に特化した通信教材・アプリを5つ厳選しました。
小学生向け「金融教育」3つのステップ
- ① 稼ぐ・貯める:お小遣いは「労働の対価」として渡し、欲しいものを買うためにどう計画して貯金するかを考えさせます。
- ② 使う(見極める):「必要なもの(Needs)」と「欲しいもの(Wants)」を区別する訓練をし、無駄遣いを防ぐ判断力を養います。
- ③ 社会と経済を知る:銀行の仕組み、税金の使われ方、株式会社とは何かなど、世の中のお金の流れを学びます。
「生き抜く力」を育てる!お金の勉強ができる最強ツール5選
「お金の管理」から「経済の仕組み」まで、家庭では教えにくい金融の基礎を楽しく学べるツールたちです。
| サービス名 | 金融教育における「最大の強み」 | こんなご家庭におすすめ |
|---|---|---|
| かぞくのおさいふ(三井住友カード) | 小学生から持てるVisaプリペイドカード。専用アプリでリアルタイムに利用履歴と残高を管理。 | キャッシュレス時代の実践的な「見えないお金」の管理能力を鍛えたい方。 |
| スマイルゼミ | 標準カリキュラム内に「お金の計算」や「社会の仕組み」のコンテンツが豊富に含まれる。 | 通常の教科学習と並行して、一般常識としてのお金の知識を学ばせたい方。 |
| ハロマネ(お小遣い帳アプリ) | 「お手伝い」と「報酬」を連動させ、家庭内通貨でお金の稼ぎ方と貯め方を学べる。 | 現金のお小遣い制で、労働の対価としてお金を得る喜びを教えたい方。 |
| Z会 小学生コース | 高学年の社会科や総合学習で、税金や株式会社の仕組みなど「生きた経済」を深く学べる。 | 単なるお小遣い管理だけでなく、世の中の経済の動きを論理的に理解させたい方。 |
| 進研ゼミ 小学講座 | 努力賞ポイントシステム自体が「ポイント(疑似通貨)を貯めて欲しいものと交換する」経済活動。 | 勉強のモチベーション維持と、目標に向けてコツコツ貯蓄する体験を同時にさせたい方。 |
1. かぞくのおさいふ:キャッシュレス時代の「見えないお金」を管理する
「Suicaにチャージしたお金は、無限に湧いてくると思っている」。現代の子どもたちが陥りやすい最大の罠が、この「見えないお金」に対するリテラシーの欠如です。
三井住友カードが提供する「かぞくのおさいふ」は、小学生(満6歳以上)から家族カードとして持たせることができるVisaプリペイドカードです。親のアプリから子どものカードに毎月のお小遣いをチャージし、子どもは買い物のたびに自分のスマホアプリで残高を確認します。「ピッ」と払うと即座にアプリの残高が減るため、「電子マネー=実態のあるお金」であることを体感として学べます。何にいくら使ったかの履歴も残るため、「今月はゲームの課金をしすぎたから、来週はお菓子を我慢しよう」という実践的な予算管理能力が身につきます。
2. スマイルゼミ:「算数と社会」の融合でお金の基礎を学ぶ
「わざわざお金専用のアプリを入れるのはハードルが高い」。それなら、普段の学習の中で自然に金融リテラシーを育ててくれる通信教育を選びましょう。
スマイルゼミは、低学年の算数で「硬貨やお札の組み合わせ(計算)」を丁寧に指導してくれるのはもちろん、社会の授業の中で「スーパーマーケットの裏側」や「税金の使われ方」など、経済の基礎となるトピックを豊富に扱っています。お金という概念が、日常生活や社会のインフラとどう結びついているのかを、タブレットのわかりやすいアニメーションで包括的に学ぶことができます。
3. ハロマネ:「労働の対価」としてのお小遣い制度を仕組み化
「毎月決まった額をただ与えるだけ」のお小遣い制度は、子どもを「お金は毎月自動的に降ってくるもの」と勘違いさせてしまいます。お金は「人の役に立った対価」として得られるものだという、資本主義の大原則を教える必要があります。
お小遣い帳アプリ「ハロマネ」は、家庭内の「お手伝い」と「報酬」を連動させることができます。「お風呂掃除=50円」「食器洗い=30円」などと設定し、子どもが実行するとアプリ内でポイント(お金)が貯まっていきます。自分が働いた(貢献した)分だけ欲しいものが買えるという体験は、将来社会に出た時の「稼ぐ力」の最強のベースになります。
4. Z会 小学生コース:「なぜ税金が必要か?」を自分の言葉で語れる子に
「お小遣いのやりくり」という個人レベルの話から一歩進んで、「社会全体のお金の流れ」を理解することは、将来の投資や資産形成を考える上で欠かせない教養です。
Z会の社会科や総合的な学習(思考力問題)では、「もし消費税がなかったら、私たちの暮らしはどうなるか?」「株式会社はどのようにしてお金を集めているのか?」といった、大人でもすぐには答えられないような本質的な経済の仕組みを深く掘り下げます。単に暗記するのではなく、「なぜそうなっているのか」を考え、記述させるZ会のカリキュラムは、経済ニュースを見て自分の意見を持てる「本物のマネーリテラシー」を育てます。
5. 進研ゼミ 小学講座:努力賞システムによる「貯蓄の成功体験」
「お金を貯める」という行為には、欲求不満耐性(今すぐ欲しいものを我慢して、将来のより大きな報酬のために待つ力)が必要です。
進研ゼミの「努力賞ポイントシステム」は、まさにこの欲求不満耐性を鍛える極めて優れた経済活動のシミュレーションです。毎月の課題を提出するとポイントがもらえ、ポイント数に応じて様々な景品と交換できます。「すぐに10ポイントの消しゴムと交換するか、半年我慢して100ポイントの天体望遠鏡をもらうか」。この葛藤と、我慢して目標を達成した時の喜びの体験は、「無駄遣いをせずに投資の資金を作る」という将来の資産形成の最強の成功体験として脳に刻まれます。
まとめ:「お金の失敗」は小学生のうちにたくさんさせる
「お小遣いを1日で全部使ってしまって、後悔して泣いている」。親としては可哀想で追加でお金をあげたくなりますが、絶対にやってはいけません。
小学生のうちの数百円の失敗は、将来の数十万円、数百万円の借金や投資詐欺を防ぐための「安すぎる勉強代」です。今回ご紹介したアプリや通信教材を使って、安全な環境でたくさんのお金を管理させ、たくさん失敗させてください。それが、予測不可能な時代を生き抜く我が子への、最高のプレゼントになります。
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