先生のひとりごと

今を犠牲にすることの弊害

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

プロフィールはこちらからどうぞ

西日本での豪雨の被害が心配ですね。震災のときの津波を思い起こさせるようなひどい状況になっています。

日頃から防災対策をしているご家庭も多くなってきたようですが、豪雨についての対策は、そうそうしていませんよね。

生活圏内が冠水するなんて、想像もしないことだと思います。

被害が広がらないことを祈るばかりです。

たまたまこちらでは被害がありませんでしたが、このような災害はいつ来ても不思議ではないです。

一日一日を大切にしないといけないなと、改めて感じました。

明日が来るのはあたりまえ?

2011年の東日本大震災のとき、明日があたりまえのように来ることは奇跡なのかもしれないと思いました。

震災がきっかけというのが情けない気持ちにもなりましたが、特別なきっかけがないことには、そう感じることなどほとんどないでしょう。

あたりまえのように明日がきて、子どもたちにも、あたりまえのように未来があると、おおかた信じています。

だから、勉強を頑張ってよい学校に入ってほしい、よい職業に就いてほしい、そう願うのですものね。

逆に今日が人生最後の日だとしたら?

「勉強しなさい!」

という言葉など口にしようとも思わないでしょうし、子どもが言うことを聞かないことに対してのイライラも、わかないのでは。

勉強してほしい、いい子でいてほしいのは、平穏な毎日がずっと続くという前提で、出てくる願いなのかもしれません。

今を犠牲にする価値があるか?

これからやってくる未来は、学歴がものをいう時代ではないような気がします。

個人的に、そう思うだけで確固たる根拠があるわけではないのですが。

不確定な未来のために、今を犠牲にするなんてつまらなくないですか?

「今」というのは、たとえば、「勉強しなさい」が生む親子の不和、今しかできない子どもらしい遊びや経験、友だちとのコミュニケーションなどと言ったらよいでしょうか。

 

つい先日、興味深い記事を読みました。

いい中学に入るため勉強しなきゃ。いい高校に入るため勉強しなきゃ。いい大学に入るため勉強しなきゃ……。でも、大学に入った今思うことは「自分は何がやりたいんだろう」。それまでの「やらなきゃ」を「やりたい」に切り替えられない様子を描いた漫画が、ネット上で注目を集めています。描いたのは教育における主体性について研究している大学院生です。漫画に込めた思いを聞きました。

「やらなきゃ」ばかりで「やりたい」が迷子に 描いた大学院生に聞く

夢のない子どもが多いと聞きます。

それは、未来の自分のために今やることを(今やりたいこと)を無視してしまった結果なのだろうな……と思います。

目標設定

子どもは、特に女子は、親の期待に応えることをいちばんに考えるようです。(アーユルヴェーダという世界三大伝統医学のひとつでも、そう説かれています)

親を喜ばせようという思いで、親の言うとおり勉強を頑張り、その結果、よい高校・大学へと進んだが、自分が何をやりたいのか、さっぱりわからない。自分の気持ちが置き去りになってしまった。

勉強をすること自体が目的となってしまったがゆえに起きたこの状況は、とても辛いと思います。一歩間違えると、親を怨むかもしれません。

よかれと思ってやってきたことが裏目に出たと思ったら、親もいたたまれないですよね。親も子も、どちらも不幸ではないでしょうか。

不確定な未来がくるのなら、なおさら、勉強だけでなく今しかできない経験をたっぷり味わってきた子の方が底力を発揮できるのではないか?

そう思います。

勉強が目的になってしまうことで生まれる弊害

もちろん、だから勉強は不要だというわけではありません。

子ども自身が、自分の将来について思いを馳せ、そのために欠かせないからやっていると思える勉強なら問題ないでしょう。

でも、親を喜ばせるため、親に叱られないように、というように勉強が目的になってしまうなら、早いうちに方向転換することをおすすめします。

ほんとうの自分の気持ちを押し殺していると、次第に麻痺してくるんです。

ほんとうは何がしたいのか、どう思っているのか、何が好きなのか。

自分でもわかならいので、やりたいこと探しが始まり、ついには、やりたいことジプシーになってしまう。そうなってしまったら、一生、自分を探しでさまよう人生かもしれません。

目標設定できる力を

なぜ勉強するのか。将来どう生きていきたいのか。

シンクスは、そんな先の目標を見据えて、自分のための勉強ができる場になりたいと考えています。

まだ目標が全然見えない子には、目標設定できる力が育つようなヒントをあげることができたら……と思うのです。

ちょっと大げさかもしれませんが、成績アップはもちろん、関わる生徒さんひとりひとりが、より幸せな人生を送れるよう応援したいからです。

目標設定