先生のひとりごと

子どもに自信をつける魔法の言葉

恭子先生
恭子先生
みなさん、こんにちは。

シンクス上永谷教室、阪東橋教室の教室長 菅野恭子です。

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今日は、雨の日曜日になってしまいましたね。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

数学が苦手だった私

先日、私は算数が苦手だったことを書きました。

小学生のころは苦手でも、なんとかなりました。

決定的につまずいたのが、中学に入学してから。

1学期に学ぶ方程式がさっぱりわかりませんでした。

もちろん定期テストも散々な成績で、数学なんて見るのもイヤと毛嫌いするくらい、見事に苦手になっていました。

嫌いだから勉強する気もわかず、ずるずるとわからない状態のまま、夏休み前の三者面談を迎えたのです。

「数学の成績が悪いって言われるのかな~。でも、しょうがないよね、だって嫌いなんだもん。」

心の中でそんな言い訳をしながら、担任の先生の前に座りました。

数学嫌いを克服できた先生のひとこと

そのときの担任は、カタやんと呼ばれていた男の先生でした。

ぶっきらぼうな先生でしたが、適度におもしろいので、生徒からは意外と人気がありました。

カタやんは、つらつらと成績について話したあと、こういいました。

おまえなあ。なんで数学やらないんだ?

この前の知能テスト、あれ、学年1だったんだぞ。

そんな頭を持ってるやつが数学やらなくてどうする?

嫌いなんていわずにやってみろ。

 

この面談で、ちょっとは数学やってみてもいいかな~なんてやる気を出した私は、無事方程式を克服することができました。

その後の中学生活では、数学も、高校受験に困らない程度の成績は修めることができました。

嘘も方便

カタやんが口にした知能テスト学年1位はでたらめでしょう(笑)

きっと、他の子にも、やる気を出させるために言っていたと睨んでいます(笑)

 

少し前に、球界に名を刻んだ衣笠祥雄さんが亡くなりました。

そのときに、話題になった話があり、興味深く読みました。

イチローが子どものころの話。少年野球教室で、衣笠さんがイチローに指導したことがあった。衣笠さんは、この子は才能があるから大事に育てるよう、イチローのお父さんにアドバイスした。後年、その話題が出たとき、当時はだれにでもそう言っていたから覚えていないと答えた。

という話です。信憑性があるのかどうか、そこまではわかりませんが。

でも、この話を読んだときに、妙に納得したのです。

ああ、あのときのカタやんと同じ手だなあ、と。

嘘も方便ということわざがありますが、自信を持たせるための嘘、やる気を出してほしいがための嘘は、使い方によっては人の才能すら開花させることができてしまう。

あ、イチローは、そのような言葉がなくても、今のようなイチローになっていたと思われますが……。

一般的に、先生や、有名な選手に才能があると言われたら、自信につながるし、モチベーションがあがりますよね。

思いがけないうれしい一言が、心を支えてくれることだってあります。

イチローの話題とは比べものにならない私の小さな思い出話ですが、たしかに支えてもらいました。

実際に、あの面談がなかったら、私は数学を克服できなかったかもしれません。

逆に、成績が悪いことをただ注意されていたら、

「嫌い、苦手、向いてないんだから仕方ない」

そう突っぱねて、ずっと逃げていたと思います。

自信は自分で手に入れなくては…かもしれないが

ほんとうは、自信は自分で手に入れなくてはいけないものかもしれません。

たとえば勉強なら、とにかく努力して問題を解く。

スポーツなら、人一倍練習する。

そういった地道な努力を重ねて初めて、自信がつくのだと、よく言われます。

でも、頑張っても頑張っても、思うように結果がでないときだってあります。

ほんのちょっと努力しただけで自信がつく子もいれば(悪口じゃないですよ!)、ほんとうに努力を重ねているのに、その努力が自信につながらない子もいると思うんです。

後者のような子の場合、なによりも他人から認めてもらえるのが、自信をつけるにはいちばんの近道じゃないかなあ……。

自信をつけてあげる言葉を

と言っている私自身が、なかなか自信の持てないタイプ。

 

周りの人からかけてもらった温かい魔法の言葉で、

「そっか、大丈夫なんだ、できるんだ!」

こう思えるようになり、少しずつ前進してきたようなところがあります。

だから、その恩返しではないですが、自分が助けられてきた言葉を、どんどん使っていきたいのです。

なによりも、

できる!

と思ったときの人のパワーって、なんでも可能にしてしまうくらいの強さがありますよね。

自分ならできる!って信じることができる子が増えたら、素敵だなって思います。